東京・渋谷区にある子どもの文化交流施設、旧「こどもの城」の改修計画について、都は、周辺の再開発にともなって改修後に利用できる期間が限られるなどとして、改修を断念することになりました。 東京・渋谷区の旧「こどもの城」は、もともと国立の施設で、都が3年前に国から買い取り、対象年齢を広げた都民の交流施設「都民の城」として改修する計画でした。 しかし、現在は新型コロナの患者向けの酸素提供ステーションとして使われていて、改修工事を始められる時期のめどがたたなくなっていました。 また、2029年以降、周辺の都有地などと一体で再開発される計画があり、今後、改修した場合でも「都民の城」として利用できる期間が限られるなどと都議会から指摘を受けていました。 そうしたことなどから、都は、改修を断念することを決めました。 施設の今後の活用方法について、都は、有識者などを交えて検討することにしています。