全国でカラオケ店を展開する「シダックス」は、利用者の減少などにより採算が悪化しているとして、カラオケ店の運営から撤退することになりました。 シダックスは、郊外を中心に大型のカラオケ店を展開し、最も多い時で10年前の2008年度には、全国に300店舗余りを展開していました。 しかし、ここ数年はカラオケの利用者が減少して、料金やサービスをめぐる競争が激しくなったことで採算が悪化し、おととしには、80店舗を閉鎖していました。 その後もカラオケ事業の不振が続き、ことし3月期の決算では13億円余りの最終赤字と、3年連続の赤字決算になったことなどから、撤退を決めたということです。 シダックスでは今後は学校給食などの調理を請け負う事業や、公共施設の運営事業などに力を入れていくとしています。