「プラットフォーマー」と呼ばれる巨大IT企業を巡る規制の整備に向け、政府は16日、事業者側へのヒアリングを始めた。出席した楽天やヤフーなど日本勢の担当者は「自主的な取り組みを見守り、十分でない場合に法規制を検討すべきだ」などと強調し、厳しい規制に慎重な意見が相次いだ。28日には米アップルなど米国の巨大IT企業から聞き取りを行う見通しだ。【今村茜、清水憲司】 ヒアリングは経済産業省や公正取引委員会、総務省と有識者による検討会が実施した。グーグルやフェイスブックなどに代表される巨大IT企業は市場支配力を高め、幅広い産業で影響力が拡大。検討会は利用者保護や公平な競争の確保に向けて、どのような規制を行うべきかを検討している。