千葉県印西市が27日夜に利根川河川敷で開催予定だった「印西花火大会」が当日急きょ中止となり、市民から市の対応を疑問視する声が上がっている。開始時間から約40分もたって中止が発表された上、中止の正式な理由説明が3日後の30日になっても行われていないためだ。何らかの理由があって中止を決めたはずだが、市は中止理由について「現在調査中」との不可解な回答を繰り返している。 市制施行20周年を記念し、15年ぶりに“復活”するはずだった同大会。事業費4千万円を投じ、8800発を打ち上げる計画で、市は約6万人の動員を見込んでいた。 当日は、開始時間の午後7時半を過ぎても花火がなかなか打ち上がらず、大勢の観客が集まった会場は不穏な空気に。午後8時過ぎ、大会本部から中止がアナウンスされると、「なぜ中止の発表がこんなに遅いのか」「中止の理由が分からない」と客の不満が噴出した。 大会は市主催で、中止の決定も