安倍総理大臣は参議院本会議で、アメリカのトランプ次期大統領が就任初日にTPP協定からの離脱を表明する考えを示したことについて、トランプ氏の翻意を促すためにも、日本では速やかに承認すべきだという考えを強調しました。また、ロシアの国防省が北方領土に新型の地対艦ミサイルシステムを配備したことは日本の立場と相いれず遺憾だとして、ロシア側に申し入れたことを明らかにしました。 また、日米同盟について、「アメリカの前方展開プレゼンスは、日本のみならず地域の平和と安定を確保し、同時にそれはアメリカの権益を守ることにつながっていく。アジア太平洋地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中、日米双方が利益を享受していることの理解を得ることが重要だ」と述べました。 一方、安倍総理大臣は、ペルーでのロシアのプーチン大統領との会談について、「来月の山口訪問を見据えながら、8項目の経済協力の、今後の具体的な作業計画に合意し