日本電子計算の自治体向けIaaS「Jip-Base」を利用中の50自治体でシステム障害が発生している問題について、同社が2019年12月16日午後3時に記者会見を開いて説明することが分かった。記者会見の開催は12月4日のシステム障害発生以降、初めてとなる。 Jip-Baseは12月16日午前11時時点、完全復旧に至っていない。自治体のシステムはデータを読み出せたものから別のクラウド環境を構築するなどして徐々に復旧へ向かっている。ただし、関係者によると、「一部のデータがうまく読み出せず、そのシステムは復旧のめどが立っていない」という。 今回の障害は謎が多く、「なぜ長期化しているのか」「障害が発生したストレージ機器に何が起こったのか」「IaaS上で冗長化機能がなぜ働かなかったのか」といった点に注目が集まる。
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