自死遺族の自助グループ「しまね分かち合いの会・虹」が8日、島根県津和野町の広報誌11月号で「健康コラム」に「自死は地獄の入り口」などの記述があったとして、町に謝罪などを求める意見書と要望書を提出した。コラムの筆者は、町の自殺防止事業にも関わる開業医。島田賢司副町長は「心からおわびします。原稿のチェックミスでした」と謝罪した。町はホームページと広報誌1月号におわび文を掲載する。 開業医は「皆でいのちを支える町づくり」と題したコラムで、自殺防止を「住民全体で優しい気持ちを持って対応すればもっと効果が出ると信じています」などと記した。 その中で宮藤官九郎監督の映画「TOO YOUNG TO DIE!」のストーリーを引用する形で「自殺は地獄へ落ちるとされています」「自死は地獄への入り口です」と記述した。 町によると、コラムは町職員や外部の筆者による不定期掲載。担当課で原稿をチェックし、最終的