大手飲食店チェーンの会社に侵入したとして、警視庁大崎署は27日、建造物侵入の疑いで、自称投資家で住所不定の橋本和夫容疑者(79)を現行犯逮捕した。 捜査関係者への取材で分かった。「出入り口から入ったが、変な音がしてすぐに出た」と供述しているという。 捜査関係者によると、橋本容疑者は多数の企業の株式を保有し、株主総会で不規則発言を繰り返す人物として企業や株主の間で知られている。企業訪問して担当者とのやりとりを動画サイトなどに投稿していたともされる。 逮捕容疑は27日午前6時40分ごろ、東京都品川区にある大手飲食チェーンの会社に侵入した疑い。 当時は業務開始前で、室内のオフィス部分まで入っていたという。自ら通報し、駆けつけた警察官に取り押さえられた。この会社の株式を保有しているなどと話しており、何らかの対応を求めて訪問した可能性がある。大崎署が詳しい経緯を調べている。(共同)