電動化の動きがバイクにも広がっています。 新型コロナウイルスの影響で食品の宅配需要が高まる中、バッテリーを交換することで連続して走行できるバイクを国内の大手メーカーが企業向けに販売することになりました。 ホンダが29日から販売するのは、屋根付きの電動三輪スクーターです。 食品の配達などを行うためのバイクで、企業向けに開発しました。 特徴は交換式のバッテリーにあります。 バッテリーがいったん切れても充電した別のものに取り替えることで連続して走行できるようにしました。 1回の充電で走行できる距離も従来の1.2倍の77キロメートルまで伸ばしたということです。 新型コロナの影響で食品の宅配需要が高まる中、関連する企業からの受注を増やしたいとしています。 発表会で「ホンダモーターサイクルジャパン」の室岡克博社長は「電動バイクの普及に向けて課題となっていた充電による待機時間を解消できる」と述べました。