東芝はPOS(販売時点情報管理)レジ最大手の東証1部上場子会社、東芝テックの株式を売却する検討に入った。優良であっても、中核事業とは関連性の薄いグループ企業の資産売却で早期の債務超過回避を狙う。社会インフラや原子力以外のエネルギー、情報通信技術を中心に再建を進める計画で非中核事業は切り離していく方向だ。テックの売却先探しや手続きなどについて支援を求めるため助言会社を選定した。2016年3月末時
東芝はPOS(販売時点情報管理)レジ最大手の東証1部上場子会社、東芝テックの株式を売却する検討に入った。優良であっても、中核事業とは関連性の薄いグループ企業の資産売却で早期の債務超過回避を狙う。社会インフラや原子力以外のエネルギー、情報通信技術を中心に再建を進める計画で非中核事業は切り離していく方向だ。テックの売却先探しや手続きなどについて支援を求めるため助言会社を選定した。2016年3月末時
東芝が2015年9月中間決算で、営業損益が900億円程度の赤字になる見通しになった。上期の赤字転落は09年9月中間決算以来、6年ぶり。不振の家電事業に加え、POSとよばれる販売時点情報管理システム事業で、大幅な損失を計上するためとみられる。 家電事業は、赤字のテレビやパソコン、白物家電でリストラが遅れており、赤字幅が拡大した。POSシステムは、今後の販売見通しが計画を下回り、当初見込んだ収益を確保できないとして価値を減損する。稼ぎ頭のフラッシュメモリー事業も価格が低下し、利益が出にくくなったようだ。 純利益は、フィンランドの昇降機メーカーのコネ社などの株式の売却益を計上したため、400億円程度の黒字となる見通し。ただ、株式の売却益は一時的なもので、稼ぐ力が弱っている。 東芝は15年9月中間決算を7日に発表する。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く