アメリカ南部テキサス州で、未成年が飲酒しているという通報を受けて現場に駆けつけた白人の警察官が、車で立ち去ろうとした15歳の黒人の少年を銃で殺害したとして、殺人の疑いで訴追されました。 その後、警察官は銃声を聞いたため住宅の外に出て、その場から立ち去ろうとした車に向けてライフルで発砲し、乗っていた15歳の黒人の少年が頭を撃たれて死亡しました。 警察官は当初、車が自分に向かって急な勢いでバックして来たため発砲したと説明していましたが、警察官が身に着けていたカメラの分析結果から、発砲の瞬間は車は前に進んでいたことがわかり、2日、免職処分となりました。 さらに捜査当局は5日、「人命に対する明らかな危険行為を故意に行った」などとして、この警察官を殺人の疑いで訴追しました。 警察官は数時間後に出頭して逮捕され、保釈金30万ドル(3300万円余り)を支払って保釈されました。 アメリカでは、白人の警察官