音楽コンサートやスポーツイベントなどのチケットが販売価格より高額で転売されている問題で、転売サイト最大手の「チケットキャンプ(チケキャン)」が、出品者への規制を大幅に強化することが30日、分かった。出品枚数を制限するほか、本人確認を徹底することで、高額転売を繰り返す出品者を締め出す。 現状では、1人が一つのイベントで出品できる枚数は事実上無制限だが、1イベント4枚までに制限。1人が複数のアカウントを取れないようにするほか、取引成立後に出品者がお金を受け取るときの本人確認も強化するという。 さらに、元値とかけ離れた値付けの制限や、チケットが主催者らから販売された直後の出品を「転売目的」とみなして制限することなどを検討する。来年1月以降に順次、実施していく方針だ。 2013年に開設されたチケ…