芸能事務所のホリプロが主催する「ホリプロタレントスカウトキャラバン」は、深田恭子や石原さとみといった人材を発掘してきた、アイドル・女優の登竜門的オーディション。ところが今年の募集テーマは、これまでと180度異なる「声優アーティスト」というもので、アニメ業界に打って出ようとするかのような、その方向転換ぶりが話題を呼んでいます。そこで、なぜ今アニメに特化したテーマを設定したのか、ホリプロ本社に行ってその真意を直接聞いてきました。 ホリプロはアニメに関連した人材をマネジメントしてきた実績が、近年では「マクロスF」でヒットを飛ばした歌手のMay'nを除いてほとんどなく、事務所としての弱点に真正面からぶつかっていく状態。今回のオーディションの実行委員長はAKB48をはじめとしたアイドルマネージャーを務めてきた中で、「タレントと声優では演技の根本が違う」と痛感し、「正式にアニメ業界にお邪魔したい」とい