日本広報学会 会長 清水 正孝(東京電力(株) 取締役社長) 近年、世界的な経済不安、地球環境問題を巡る環境意識の高まりなど、私たちをとりまく社会情勢は急速に変化するとともに、メディアをはじめとする社会のしくみも大きく変化しつつあります。こうした状況下、企業や団体と社会をつなぐ広報・コミュニケーション活動は重要度を増しており、広報のあり方や広報活動に求められるものも高度化・多様化しています。 日本広報学会は、「経営体の広報およびコミュニケーション活動全般について、学術的および実践的な研究を行う」こと、「これからの経営体のコミュニケーション活動のあり方、社会に開かれた経営体のあるべき姿を洞察し、必要とされる施策の内容を検討し、展開の方法および技法の開発に努める」こと、さらに「国際社会に通用する広報マインドの醸成に貢献する」ことを趣旨として、1995年に設立されました。設立以降、着実に研