個人的には、拙著『おれのおばさん』(集英社)が1月末に坪田譲治文学賞を受賞して、幸先の良いスタートを切った。また、息子も第1志望の県立高校に合格したために、4月からの新年度を迎えるに当たって、我が家に不安はなかった。 3月11日に地震に遭遇した時の様子については、「死に物狂いで止めておくべきだった原発」の回に書いたので、興味のある方は参照していただきたい。 震災の日から9カ月が過ぎて、巨大津波の被害を受けた東日本の各地では、悲しみを抱えながらも、復興に向けた動きが見られている。 しかし、福島第一原発の炉心溶融事故による放射能汚染については、政府による「冷温停止宣言」にもかかわらず、何一つ進展していないと感じている人がほとんどではないだろうか。 その理由は、事故自体の深刻さもさることながら、我々が東京電力はもとより、それを監督・指導するはずの政府民主党に対して、まったく信頼を寄せる気になれな
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