記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 漫画『君たちはどう生きるか』(原作・吉野源三郎氏、漫画・羽賀翔一氏)と原作の小説がともにベストセラーとなっています。中学生の「コペル君」とその「叔父さん」の交流を描く物語には、心を打つ言葉がいくつもあります。 ところが一方で、惜しい部分もあります。ところどころに叔父さんの「ノート」が挿入され、コペル君が日常で抱いた疑問に対し、博識な叔父さんが学問上の知識をもとに解説してあげるのですが、首を傾げたくなる記述が散見されるのです。特に経済に関する記述です。 経済というと、技術的でささいな話だと思うかもしれません。しかし決してそうではありません。 原作者のジャーナリスト、吉野源三郎氏は平和運動家としても知られました。もともと戦前の1937年に出版された原作には、言論弾圧を警戒し、ストレ
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