東京電力の武藤栄副社長は26日午後の記者会見で、福島第一原子力発電所1号機の海水注入の一時中断を見送った吉田昌郎所長の処分について、「それも含めて検討する」と述べた。 武藤副社長は、海水注入を継続したことについては「原子炉を冷やすうえで大変正しい判断をした」としたが、「報告の在り方やその後の対処について、これで良かったか検討する必要がある」と述べた。処分の内容、時期については「慎重に考えたい」とした。
東京電力の武藤栄副社長は26日午後の記者会見で、福島第一原子力発電所1号機の海水注入の一時中断を見送った吉田昌郎所長の処分について、「それも含めて検討する」と述べた。 武藤副社長は、海水注入を継続したことについては「原子炉を冷やすうえで大変正しい判断をした」としたが、「報告の在り方やその後の対処について、これで良かったか検討する必要がある」と述べた。処分の内容、時期については「慎重に考えたい」とした。
東京電力は11日、福島第一原発1号機の格納容器への窒素注入作業について、格納容器の圧力が、予定よりも上がっていないことを明らかにした。 容器内圧力が2気圧になるまで注入を続ける方針だったが、1・95気圧付近で平衡状態になっているという。格納容器から内部の気体が漏れている可能性もある。東電は「格納容器は完全に気密なものではなく、一定量が抜けることはある」とし、注入方針を検討しているとした。
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