猫・坂・寺が特盛りの町・尾道と、町に高波を呼ぶ怪魚ホラー映画の舞台のモデルとも言われ、とみに有名になった鞆の浦(とものうら)。瀬戸内海に面する二つの美しい広島の港を船で行き来できることをご存知でしょうか? 今回の旅行は尾道駅からスタートです。 駅前からちょっと山手に入ると、瀬戸内海を見下ろす坂にこんな細い路地ばかりが刻まれています。 坂道での主要な移動手段はカブ。 坂の町での生活は人間にとっては大変ですが、三次元的に移動できる猫には好都合。右側の家の出っ張りにも猫がいます。 「毎日毎日でっかいカメラ持ってきくさってガシガシガシガシ言いよるワ…すかんたらしい」 すみませんでした。それにしてもこのおかんむりの猫が乗っているところは「猫のせ台」としか言いようのない形状をしている。 続々と湧いて出る猫たち。尾道はある冬にも訪れて寒さに震えながら「なにが猫の町だ一匹もいないじゃないかバカヤロー」と思