「ランチパック」「北海道チーズ蒸しケーキ」「まるごとバナナ」「ダブルソフト」――。 ロングセラー商品を多数擁し、製パン業界で国内首位、世界でも2位の山崎製パン。国内では1981年に始まった「春のパンまつり」以降、「白いお皿」を重宝している世帯も多いはずだ。 本社を東京・秋葉原に置く山崎製パンが近年、「ナシ」を使った商品に密かに情熱を傾けている。それもなぜか千葉県市川市産のナシにこだわって。 山崎製パンは実は市川市創業。市町村産出額で日本一にもなったことがあるほどのナシの名産地、その創業地の特産品を活用していたのだ。 地元との連携は全国多くの企業が取り組んでいることだが、トップ企業の「地元の農産物活用」とはどんなものか。現地に取材に行ってみたら、意外なことが見えてきた。
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