トップ > 岐阜 > 12月12日の記事一覧 > 記事 【岐阜】 廃線視野に思惑交錯 樽見鉄道、1年限定の財政支援 2010年12月12日 無人の駅に停車する樽見鉄道の車両=本巣市で 沿線五市町による財政支援が、来年度の一年間は延長される方針が明らかになった第三セクターの樽見鉄道(大垣市−本巣市)。一年に限定した支援延長の背景には、廃線を視野に入れた沿線市町の思惑がある。 十日の大垣市議会建設環境委員会。市の担当者が「収益改善の兆しはなく、これ以上の支援継続は適当ではないと判断せざるを得ない」と話した。その上で、「支援の最終年度を決める方向で協議を進めている」と明らかにし、今回の一年延長を最後に、支援を打ち切る可能性をにおわせた。 大垣、本巣、瑞穂市と北方、揖斐川町でつくる樽見鉄道連絡協議会は、二〇〇五年度から年間約一億円の財政支援を続け、三年ごとに見直してきた。 だが、支援があっても年