佐々木俊尚氏らが唱えている「キュレーション」というのは、昔、松岡正剛氏が唱えていた編集工学のネット限定版という感じ? 例えば、10年前の新書で松岡正剛氏が語っていた「方法の時代」というのは「キュレーション時代」に通じるものがあるような。 > 私は二十一世紀は「方法の時代」になるだろうと考えている。ここで「方法」といっているのは、「主題の時代」ではないという意味だ。 すでにわれわれは二十世紀においてだいたいの主題を提出し、その展開が意外にも難題をたくさんかかえていることを知った。たとえば平和、たとえば教育問題、たとえば安全保障、たとえば経済協力、たとえば環境保全、たとえば飢餓脱出…。これらは地球上のどんな社会にとっても、いまや最も重要な主題として認識されている。加うるに「地球にやさしい」「子供は創造的な環境にいたほうがいい」「市場は自由な競争がいい」といったことは、まるで「亭主元気で留守がい