米航空宇宙局(NASA)が公開した小惑星帯のイメージ図(2005年4月20日公開、資料写真)。(c)AFP/NASA 【3月5日 AFP】白亜紀末(およそ6500万年前)の恐竜の絶滅の原因は、原子爆弾10億個分の威力に相当する小惑星の衝突だったとする論文が、4日の米科学誌サイエンス(Science)に掲載された。恐竜絶滅の原因に関する長い論争に、これで決着をつけたい考えだ。 41人の科学者で構成される国際チームは、恐竜を含む地球上の生物種の半分以上が死滅したいわゆる「白亜紀第3紀間絶滅(KT絶滅)」の原因について、過去20年間に発表された各種論文を精査した。 その結果、直径約15キロの小惑星がメキシコのユカタン半島に衝突したことが原因であるとの結論に達した。「チチュルブ・クレーター(Chicxulub Crater)」がその衝突跡と見られる。 衝突エネルギーは、広島に落とされた原爆の10億