(CNN) ローマ法王フランシスコが「悪魔払い」をしたとする映像がネットに出回り、注目を集めている。ローマ法王庁の報道官は21日、「法王には悪魔払いをする意図はなかった」と説明した。 ネットで出回っているのは、イタリアのキリスト教系放送局TV2000が放映した映像。フランシスコ法王はバチカンのサンピエトロ広場で20日にミサを行った後、車椅子の男性に微笑みかけながら手を取っていた。 しかし付き添いの神父から何かささやかれた法王が、この男性の額に両手を当てると、男性は口を大きく開けて体を震わせた後、力が抜けた様子で車椅子の背にもたれかかった。 法王はほかにも車椅子の2人に両手を当てていたが、その2人にはこれほど劇的な反応は見られなかった。 ローマ法王庁報道官はこの時の法王の行動について、「悪魔払いをする意図はなかった」「いつものように、苦しんでいる人のための祈りを意図したにすぎない」と説明して