ウオノエ科には様々な形や色の種がいます。左から、フグノエ、ナミオウオノエ、ウオノコバン、マンマルウオノエ、ソコダラエラモグリ(※ソコダラエラモグリの色は標本固定の影響もあります)。 著者は子供の頃から昆虫や恐竜よりも魚が大好きで、それが高じて、大学で魚の生態について研究をしてきました。そんな魚少年だったはずの著者がひょんなことからはまってしまった「沼」が、魚に寄生するウオノエという生き物です。ウオノメじゃありませんよ、ウオノエです。漢字で書けば「魚之餌」。魚の口の中から見つかるので、昔の人は魚の食べ物(餌:え)だと思ったのかもしれません。ところが実際はその逆で、食べられているのは魚のほう。その上、ウオノエの仲間にはタイノエのように魚の口の中に寄生する種類だけでなく、ウオノコバンやサヨリヤドリムシなど魚の口の中以外に寄生する種類もいて、形や色も多様です。今回は、そんな「かっこよくて愛くるしい
![第7回 ウオノエの世界 ~カワイイ顔して、魚に寄生する甲殻類|あなたの知らない○○ワールド|連載記事|BuNa - Bun-ichi Nature Web Magazine |文一総合出版](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/912419c7d66a317c301639c420b18723d8bfb6be/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbuna.info%2Fwp%2Fwp-content%2Fuploads%2F2019%2F07%2Fb09b52d379463b14d2b9c3c8c48bc7ce.jpg)