14年前に長男が生まれたことで、私自身も「親」としての修行が始まった。父親歴、14年。 中学生になった長男は、いろんな人から「思いやりがある」「優しい」「人の気持ちが分かる」と誉めて頂ける、心の優しい人間に育ってくれている。親として本当に嬉しい。 しかし、小さい頃からずっと自慢の子供という訳ではなかった。特に幼稚園の年長から小学生の低学年にかけては、むしろ問題児。 友達の家に遊びに行った際にトラブルを起こし、何度も謝りに行った。学校でもすぐ同級生に暴力をふるって泣かせ、担任教師と私で何度も面談し、どうすればいいかを話し合ったことも数知れず。 子供に対し、ただ自分の感情を叩きつけるだけの「怒る」ではなく、子供にも分かる言葉で諭し理解させるよう努める「叱る」。 「怒る」ではなく「叱る」のが重要だというのは分かっている。それでも感情のコントロールが効かず、つい「怒って」しまうことがとても多かった
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