3D(3次元)立体映像テレビの国内主要4社の製品が出そろった。3Dビデオカメラなど周辺機器の投入も相次いでいる。ただ、薄型テレビの販売台数全体に占める割合はわずか1%程度にとどまり、今年を「3D普及元年」とするかけ声とは裏腹に、今のところは期待外れとなっている。 東芝は28日、高級薄型テレビ「セルレグザ」などから8モデルの3Dテレビを8月下旬から順次発売すると発表した。店頭価格は28万〜100万円を想定。対応のブルーレイ・ディスク(BD)録画再生機なども、同時期に投入する。 3Dテレビはパナソニックが今年4月に先陣を切って発売。6月のソニーに続き、シャープも7月30日に売り出し、東芝で4社目。 主要4社の製品が出そろったが、販売は当初期待されたほど伸びていない。市場調査会社BCNによると、6月の薄型テレビ販売台数に占める3Dの割合は0・8%。直近の7月第3週でも1・4%と、勢いはない