通常、1ch再生をモノラル、2ch再生と呼ばれるのがステレオである。特にステレオの特徴は、2つのスピーカーを介して立体的に音場を再生しようとするもの。別名、ステレオイメージとも呼ばれ、優秀な録音ソフトを再生すればスピーカー間にボーカルや楽器群がイメージできる(もちろん、目に見えてこないが)。また同時に得られるステレオイメージとして奥行き感がある。つまり、ボーカルの後ろにドラム、左サイドにピアノ、右サイドにギターやベース(あくまで一例)と左右前後を含めた再生が理想なのである。ただ音楽再生に適したステレオもこと映画再生、最近のビジュアルとの連携した再生となると、音場展開が不足する。もちろん優れたスピーカー、再生装置を駆使すればそこそこ音場は展開する。飛行機は上空に飛び立ち、車やバイクは前後左右に移動する。しかし音の移動感、包囲感の不足は否めない。そこでこれらを補足するシステムとしてサラウンドが