見事にWBC連覇を達成したサムライ・ジャパン。チームを指揮した原辰徳監督の手腕も、今後さらに評価を高めることになるだろう。その、勝利を呼び込んだ原監督の采配の裏に、「サイゾー」でおなじみのドクター苫米地こと、脳機能学者の苫米地英人氏の存在があったというから驚きだ。オウム真理教の元信者を脱洗脳したことでも知られる同氏と、原監督にどんな関係があるのか? 「私の著書『心の操縦術』(PHP)を原監督が読んでいたんです。昨年の巨人の奇跡的な逆転優勝にも、この本に書いた、機能脳学や認知心理学などから導きだした他者をコントロールするリーダー理論やトレーニング術が生かされていると原監督自身も言っていたそうですよ。今回、WBCのチームを指揮するにあたっても、この本に書いた論理が生きたんでしょうね」と苫米地氏。 確かに、原監督が『心の操縦術』を読んでいたのは事実で、3月に文庫化された同書の帯には同監督が推薦文