昨年の「ピカッ」騒動で様々な議論を呼んだアート集団「Chim↑Pom」。彼らによる一連の騒動の検証を中心とした書籍『なぜ広島の空をピカッとさせてはいけないのか』の刊行と、個展『広島!』の開催が明らかになった。 問題となったのは、Chim↑Pomが広島市の上空に飛行機雲で原爆を意味する「ピカッ」という文字を描いたパフォーマンス。被爆者や市民から「芸術のためでも不快だ」という意見が多数寄せられ、11月から開催が予定されていた広島現代美術館の展覧会を自粛する事態に発展した。 今回開催される個展『広島!』は、原宿に新しくオープンするギャラリー「Vacant」を舞台に、広島現代美術館で展示中止となった作品を3日間限定で発表。リアル造形の技術で実物大の丹頂鶴を制作した立体作品“リアル千羽鶴”と、飛行機雲で「ピカッ」の三文字を描いた記録映像作品“広島の空をピカッとさせる”の2作品を展示する。 彼らにとっ