ある時期に「オープンソース」というものがすごいぞと喧伝されていたことがあった。 ソフトウェアを作る際、プロジェクトリーダーがスケジュールや役割分担を決めて作っていくよりも、 ネットを通じて不特定多数が思い思いに自分のアイデアを注ぎ込み、 一つのものを作った方が色んな奴の知識や発想によってすごいものが出来るぞ、という考え方だ。 どっかの外国人が旗振りとなって、色んなプログラマが賛同して、それなりに盛り上がった。 でも、結局、今見てみたらどうだろう?大失敗じゃないか?だって、リナックスはOSの主流になってないじゃん。 梅田望夫はオープンソースの思想をプログラミングの分野だけでなく ネットを使って人文科学などにも応用したらなにやらすごいことが起こるはずだ、と書いていた。 速水健朗はそれを「ニューエイジ」と切って捨てていたけど、でもある程度は成功していると思う。 その一つの集大成がウィキペディアだ