初めてHDTV買って「おー!」と思ったことって何ですか? 僕はスポーツ中継ですね。その臨場感たるや、もう「リアル」通り越して本物の試合見てる気分で。 次の「おー!」はそれとは反対に映画観てたら急に心配になったんですよ…。「なに? この画面の黒いブツブツ…?」-近寄ってみたら、なんのことはない、フィルムの粒子が粗いだけなんです。 「むおー、劇場みたい! 買った甲斐あった!」 …と、手を叩いて喜ぶ僕みたいな人間ばかりならいいんでしょうけど、そうはいかないようで、ハリウッドの映画スタジオでは、こういう粒子の粗いフィルムの質感(英語で「film grain」といいます)を嫌がる味のない人のためにバックカタログのBlu-rayリリースでは以下2つのうちどちらか1つの対策をとるようです。 1. 大量のデジタル・ノイズ・リダクション投入で映像をシャープにする 2. 特に粒子が粗すぎる作品はリリース自体を