2018年に入り、日本の国技である大相撲にある変化が起きている。インターネットテレビ局のAbemaTVが1月場所から中継を開始し、“お堅い”イメージの相撲を、格闘ゲームのような演出をしたり、力士をトレーディングカードのように表現しているのだ。その中継をみた若年層の視聴者から、「これなら相撲見るわ」「普通に面白い」とネットでも話題に上がった。5月場所を控えた今、その斬新な演出の意図をAbemaTVスポーツ局プロデューサー、鈴井聡太郎氏に聞いた。 【写真】「ビーン」「バナナ」もパラメーター化、トレカ風の力士紹介 ■力士の個性を視覚的に演出、身近に感じてもらいたい ――「格闘ゲームみたい」と話題になっていますが、この“演出”にはどのような狙いがあるのでしょうか。 【鈴井P】相撲は誰もがどこかで触れたことがあるものです。ですが、どこか“自分が見るものではない”というフィルターをかけている若者も多い