オブジェクト指向言語では、メソッドを定義しただけで中身を実装しない、インターフェースが登場します。 インターフェースを使うと、クラスやメソッドの再利用性が高まります。インターフェースさえ同じなら、同じコードを、いろいろなクラスに適用できるためです。 しかし、インターフェースを使うのは、コードを再利用するためだけではありません。たとえ再利用しなくても、敢えてインターフェースを作ることもあります。むしろ、再利用するか否かに関わらず、インターフェースを使うべきだ、という考えもあります。 ここでは本屋さんのシステムを例に、インターフェースの存在意義について考えてみます。 本屋さんのクラス設計 本屋さんですから、まずは「本」クラスが必要です。「本」クラスは、下記のようないろいろな属性を持ちます。 題名 著者 発行者 値段 重さ ページ数 次に、本を購入するための「会計システム」を作りましょう。 レジ