中国の環境汚染で毎年75万人が早死に 中国政府が世銀報告から削除――フィナンシャル・タイムズ 2007年7月5日(木)12:10 (フィナンシャル・タイムズ 2007年7月2日初出 翻訳gooニュース) リチャード・マグレガー 中国の環境汚染に関する世界銀行の報告書について、中国政府が記述の3割近くを削除させていたことが分かった。環境汚染が原因でいかに大勢が早死にしているか明らかになると、「社会が動揺する」からというのが理由という。 世界銀行が中国政府と共同で数年かけてまとめた調査報告によると、中国の大都市部を中心に、毎年75万人が環境汚染のせいで早期死亡していることが判明。原因は主に、大気汚染だという。 世銀関係者や中国政府関係者によると、この報告書の草案が完成した昨年末、中国の国家環境保護総局(SEPA)と衛生部が世銀に対し、75万人が早期死亡しているという記述の削除を求め