電子物語音楽の旗手、sasakure.UKが新作『不謌思戯モノユカシー』をリリースした。 前作『摩訶摩謌モノモノシー』の続編として制作された本作では、とある街を舞台に、中学校に通う少年少女と異形の存在「妖禍子(アヤカシ)」を巡るストーリーが描かれる。このアルバムのアートワークを手掛けたのが、気鋭のイラストレーター / アニメーション作家、植草航。過去にもsasakure.UKの楽曲“アンチグラビティーズ”でコラボレートした両者は、共にインターネットで精力的に作品を発表してきた経歴の持ち主。お互いの思春期や、表現に向かう衝動にも似たものがあったという。 ボーカロイドや歌い手など様々な声を駆使して「人と人じゃないものが共存する世界」を作り上げたsasakure.UKは、果たして作品にどんな思いを込めたのか。そして植草航はそれをどう描いたのか。二人の価値観を語り合ってもらった。 sasakure