KDDI研究所は1日、光ファイバのデータ伝送実験において、毎秒2ペタビット(Pbps)の超大容量伝送に成功したことを発表した。従来の世界最大容量の約2倍をした。 2Pbpsは、ブルーレイディスク(1枚25GB)なら1万枚分、4K映像(1時間16GB)なら約1万5千時間分を、1秒で伝送可能な速度となる。2,000Tbps、200万Gbpsに相当する速度だ。 データ伝送に必要な信号帯域を極限まで狭くする「スーパーナイキスト波長多重伝送技術」で、360波長に多重した。さらに「マルチコア・マルチモード光ファイバ」により、1本の光ファイバ内に6つの異なる伝搬モードと19個のコアにより114の空間多重を行った。これにより、2Pbpsを達成した。なお、この伝送容量は商用の光ファイバシステム(太平洋横断海底ケーブルシステムFASTER)と比べると、約200倍となる。 今後は実用化に向けた検討を進める。 《
![光ファイバで2ペタビットの伝送に成功、ブルーレイ1万枚を1秒で……KDDI研 | RBB TODAY](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7c7ffab3dc40e622aa300a10e23f66e2818c568b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.rbbtoday.com%2Fimgs%2Fogp_f%2F488309.jpg)