まさかのわくわく動物ムービー! ジョーダン・ピール監督の最新作『NOPE/ノープ』、今年ベスト級に好きな映画であると同時に、ここまで動物フィーチャーな作品に仕上がっているとは…と動物クラスタとしては嬉しい驚きがあった。ピールの過去作『ゲット・アウト』『アス』と同様、ホラーの形式をとったエンタメでありながら、やはり人種差別や格差や搾取の問題が背景にある作品なんだけど、それを動物のモチーフと密接に絡めてくる手腕が今回は特に見事だった。 『NOPE』は奇妙な感じに章が区切られている作品で、各チャプターには、「ゴースト」「ラッキー」「クローバー」「ゴーディ」そして「ジーン ジャケット(Gジャン)」というタイトルがつけられている。これらは全て本作における「動物」の名前だというのも、『NOPE』の動物フィーチャーっぷりを表している。 まぁ実は『ゲット・アウト』の鹿(クライマックスの超展開が忘れられない
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