昨夜はこんにゃく座の「春のうた会」に行っていました。座員・歌役者たち全員が年に一度集まってそれぞれに「歌いたい歌を歌う」恒例のイベントです。今年はこの一月に80歳で亡くなった林光氏を追悼する「林光を大いに謳う」がテーマでした。3部4時間にわたり40名近い歌を聞きましたが、いずれも達者な歌役者揃いですから退屈はしません。最後は力強い全員合唱でした。 林光氏は、こんにゃく座の創立3年後からかかわり、最後まで音楽監督でしたから、座員にとっては巨大な存在だった筈です。しかし印象的だったのは、若い世代までが親しみを込めて「光さん」と呼んでいたことでした。日本語の創作オペラを根づかせるという夢に向かって集まった集団だからでしょう。その夢がどんなものだったかは、林光の著書「日本オペラの夢」(岩波新書)で読むことができます。 司会をつとめた大石哲史(さとし)氏は、昨年3月11日の大地震が起こったときの思い
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