広島の2日目は朝イチのセッションで座長を頼まれていたのでがんばって起きる。朝早起きして観光しようと思っていたのだが、起きたらそんな時間ないし……。仕方ないので歩いて広島バスセンターに行くまでに少し遠回りして原爆ドームだけ見てくる。 「はだしのゲン」を小学生のときに幾度となく読んだのだが、この町はそういうそぶりを全く見せず、ただこの原爆ドームだけが象徴として残っている。記憶し続けることと同様に、忘れることも大事なのかもしれない。早朝の原爆ドームの近くにいた日本人は全員通勤途中のビジネスマンか OL で、観光客は団体の中国人だけだったのは印象的である。日本人はもう平和には興味がないのかなぁ。空気のように平和だからこそ意識しないのかもしれず、それが理想なのかもしれないが、なにやら世の中がきな臭いことに突入しつつあり、こういう意識でこれからの世の中乗り越えられるかどうか分からないのだけど。 座長は