「浮雲」「二十四の瞳」など多くの名作に出演した昭和を代表する名優・高峰秀子が、子役時代に出演した無声映画「私のパパさんママが好き」(1931年公開)のフィルムが見つかった。長らく所在が不明だったが、インターネットのオークションサイトに出品されたフィルムを、東京都の活動写真弁士の片岡一郎さん(39)と坂本頼光さん(37)が共同で落札した。 監督は「愛染かつら」で知られる野村浩将(当時は野村員彦)で、松竹キネマ蒲田撮影所(東京都大田区)で撮影。高峰は29年に5歳で映画デビュー後、ハリウッドの名子役シャーリー・テンプルと比較される天才子役として人気を博していた。主演は戦前の喜劇映画や小津安二郎監督の初期作品の常連だった斎藤達雄。子役には小津の「生れてはみたけれど」で知られる突貫小僧も出演しており、当時の2大子役が共演する貴重なシーンが記録されている。 片岡さんと坂本さんは先月、同フィルムを落札。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く