出生数、初の80万人割れ コロナ影響、減少加速―22年人口動態統計速報・厚労省 2023年02月28日16時33分 【図解】出生・婚姻数の推移 厚生労働省は28日、2022年の人口動態統計の速報値を公表した。年間出生数は79万9728人で、前年と比べ4万3169人(5.1%)減少。1899年の統計開始以来、初めて80万人を割り込み、過去最少となった。 男女4割超、「1年間、パートナーなし」 性的活動、満足度とも低調 東京財団 国立社会保障・人口問題研究所が2017年に公表した将来推計人口では、外国人を含む出生数が80万人を下回るのは33年と見込んでいた。岸田文雄首相は「異次元の少子化対策」を打ち出したが、従来の想定を上回るスピードで少子化が進んでいることが明らかになった。 未婚・晩婚化が進む中、20、21年の婚姻数は戦後最少を更新しており、22年の出生数に影響したとみられる。新型コロナウイ