新たなシステム障害について記者会見し謝罪する、みずほ銀行の藤原弘治頭取(右)=12日夜、東京都千代田区 みずほ銀行は12日、新たなシステム障害が同日にかけて発生し、国内の他行向けの外貨建て送金で約300件の処理が4、5時間程度遅れるトラブルがあったと発表した。約2週間で4度目のトラブルとなり、社会インフラである銀行の責任が厳しく問われる。企業決済に影響すれば口座の解約にもつながりかねない。4月1日の退任が決まっている藤原弘治頭取が謝罪、経営陣の進退問題に発展しそうだ。 東京都内で記者会見した藤原氏は「立て続けにトラブルが起きたことを極めて重く受け止めている。心からおわび申し上げる」と謝罪した。経営責任については「再発防止に努めることが最大の職責」と述べた。