舌がんなどで舌を摘出し、発声が困難になった人の口の中に取り付け、明瞭な発声を可能にする「人工舌」の開発に、岡山大歯学部の皆木省吾教授(58)らのチームが成功した。チームは、舌の機能を人工的に再現した可動式器具の開発は、世界で初めてと説明している。 日本癌(がん)治療学会によると、国内の口腔(こうくう)がんの年間の発症者は、一九七五年には約二千百人だったが、二〇〇五年には約六千九百人と三倍以上に増加。交通事故や労災事故で舌を失うケースもあり、人工舌開発は、患者らに朗報となりそうだ。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く