2024.01 << 1234567891011121314151617181920212223242526272829 >> 2024.03 人間の感情が持つ機能について 1.普遍言語 この本の仮説。感情は文化的差異に関係なく存在する「普遍言語」 である。人間の感情は10万年前のアフリカに生息していた数千人の 原人から、あるいは人間の祖先が人間でなかった時代から存在する。 2.なぜスポックは進化できそうにないか スポック=「スタートレック」に登場する人物。感情が無い。 この章では恐れ、喜びなどが生存に不可欠であるとしている。 とある実験では、脳損傷により感情を見抜く力が減退した人は相手の 意図を適切に読み取れない。 ここで、筆者はカントの道徳観は誤っていると述べている。 (道徳的とは、完全に非感情的に法に従う事とカントは 言っているらしい。) 道徳的感情がなければ、ただ法の文面に従ってい
メルロ=ポンティ以後の現象学的身体論の最高峰の人。生身の人間を捉えている哲学。若干難解だがレベルは異常に高い。
以前紹介した本の第二章です。曼荼羅や風水、都市空間などを題材に展開。古来の語源の話も出てくる。 この本は3冊に分けたほうがいいのではないかと思うくらい、バイキングみたいに要素が多い。全般ややこしめな本ではあるけれど、「コスモスとカオス」のところは、ヨガをする人に興味深く読める章。 「身体論を経験とともにオタクっぽく運動神経的に関連付ける」というタイプの人には(わしです。はい)、著者さんのリズムが途中からクセになってくるかと思うのだけど、論文調すぎて普及はしないだろうなぁ、という構成。決して読みやすくはない本というのも、いいもんだなと思う。脳がやったことのないアーサナをとろうとするような、呼吸を合わせようとする緊張感やムズムズ感が、いい。 ややこしいので、5箇所だけ紹介します。 <161ページ 身体による世界形成 より> 中心化する自己が人を愛するというパラドックス。自己化しきれない他者の自
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