普段何の気なしに見ている日本の風景。我々にとっては当たり前のすぎて素通りしてしまうこともあるのだが、はじめて日本を訪れた海外人にとっては、それらは当たり前ではなくすごく新鮮に見えるようで、新たなる日本の美しさを引き出してくれていた。 ロシアモスクワの写真家Kristina Makeevaさんは、友人たちと桜の季節の日本へやってきた。 もともと彼女の撮影した情感があふれ出てくる写真は人気が高いのだが、彼女のフィルターを通してみた日本の春はこんなにもやさしく、儚げなピンク色した桜が包み込んでくれていて、そのほのかな香りすら漂ってきそうなほどに極上なのだ。