■お知らせ 2010年11月2日号から「編集長の直言」は部分のみ公開いたします。 2009/10/06 初代若乃花と栃錦の対戦を“観た”のは、私が小学校に入学する前か、一年生だったはずだから、我が家にテレビはなかった。だが、千秋楽に全勝の栃錦を倒して優勝決定戦に持ち込み、大相撲の末に勝って優勝した若乃花の姿を観ている。間違いなく、夕方、夕飯の支度の手を止めてラジオに聞き入る母親の横で聞いていたはずなのだが、私の脳みそには映像として記憶されている。テレビにはない、ラジオの持つ、聴く者の想像力を駆り立てる力に、今さらながら驚かされる…、いやいや、話の方向はそちらではなくて、その私の記憶の映像に残る若乃花はガッツポーズをしなかった、その手の話。 大相撲秋場所の千秋楽で、悪役・朝青龍が土俵上でガッツポーズをして、またまた横綱審議会や相撲協会のお偉方にきつく叱られたそうな。「品格に欠ける」がその理由