「家を追い出す」という提案が現実味をもつためには、 ご家族や支援者に強制力のツールを与えなければならない。 現状では無理に追い出して死亡すれば刑事責任(遺棄罪)を問われかねない。 これは皮肉や当てこすりでなく、本気で検討すべきこと。 「とにかく家を追い出せ、しかし死ぬことは許さない」というのは、排除のゲームとしても現実的ではない。 また全面受容の抱え込みは、不当であると同時に無理がある*1。 無縁社会であり、お互いの生死に関心がない。 「関心を持て」とか説教してもどうにもならない。 私は、単に社会保障に期待したり、単に諦めたりするのではなく、自分たち自身の取り組み方を模索している。 関連資料 「扶助を必要とする」の意義 A. 他人の扶持助力がなければ自ら日常生活を営むべき動作をできない(そのために生命・身体に危険がある)こと B. 他人の扶助がなければ生命に対する危険から身を守ることができ