新型コロナウイルス対策として政府が国民1人当たり10万円を配る給付金を巡り、大型連休が明けた7日、マイナンバーカードを使ったオンライン申請について問い合わせるため、福岡市の区役所を大勢の市民が訪問。長時間待たされた人からは不満や「密集状態」への不安の声が聞かれた。カードがあるだけでは自宅で申請できないこともあり、オンライン申請を諦める人も出ている。 【写真】給付に必要なマイナンバー読み込み この日、東区役所では午前8時45分の開庁時点で約60人が待機。マイナンバーカード交付までの目安は<20人で150分>と掲示があり、カードの暗証番号の再発行に来た30代女性会社員は「こんなに多いとは」とため息をついた。 「あなたの特命取材班」に情報を寄せた50代の女性会社員は1日に来庁。3時間待って再発行を申請し、受け取りにまた3時間かかった。「『密』を避けるためのはずなのに、これでは本末転倒」と不満を漏