売り上げの一部で、路上生活者、いわゆるホームレスの人たちの自立を支援する雑誌が、日本での創刊から10年を迎え、1日、東京都内で記念の講演会が開かれました。 雑誌「ビッグイシュー」は、ホームレスの人たちの自立を支援するため、1991年にイギリスで誕生したもので、ホームレスの人たちが街頭で販売し、売り上げの一部が販売員の収入になります。 雑誌は10の国と地域で販売され、今月、日本での創刊から10年を迎え、東京都内で記念の講演会が開かれました。 この中で、雑誌の創始者でイギリス人のジョン・バードさんは、「ホームレスの人たちもチャンスがあれば成功できる。今後も支援を続け、解決策を探っていきたい」と述べました。 雑誌には、国の内外の著名人のインタビューや、エネルギーや雇用などの社会問題の記事が掲載され、発行元によりますと、この10年間で販売は15の都道府県に広がり、売り上げは合わせておよそ575万冊