イランに３６億円賠償命じる 大使館爆破で米地裁 - MSN産経ニュースワシントンの米連邦地裁は２５日、アルゼンチンのイスラエル大使館が１９９２年に爆破され約３０人が死亡した事件にイランが関与したとして、イランに対し、死亡した米国生まれのイスラエル外交官の遺族に賠償金３３００万ドル（約３６億円）を支払うよう命じた。ＡＰ通信が伝えた。 この事件では、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラが犯行を認めたが、米国はイランが資金や組織面で支援していたと主張。連邦地裁の決定も米政府の主張に沿う内容となった。 米国では通常、外国政府を訴えることはできないが、米国がテロ支援国家に指定している国については提訴が可能。イランに対しては過去にも同様の訴訟が起こされているが、イランは訴訟自体を拒否し審理に出廷していない。（共同）
